留学では、現地の食文化に触れることも楽しみの1つです。しかし長期間の留学生活では日本の食べ物が恋しくなる場合もあります。本記事では、多くの留学生が「持っていけばよかった」と後悔しがちな食べ物をまとめて紹介します。留学前にチェックして、留学中の食生活を充実させましょう。
留学に持っていけばよかった食べ物7選
留学には新たな環境を満喫できる楽しみもありますが、慣れない環境でホームシックになる可能性もあります。食文化の違いは留学生にとって大きな壁となります。日本食が恋しくなった場合に備えて、準備を整えましょう。留学生が「持っていけばよかった」と後悔しがちな以下の食べ物を紹介します。
- ふりかけや海苔
- インスタントの汁物
- インスタントの麺類
- 日本の漬物や佃煮
- レトルト食品
- 調味料
- お菓子類
留学先で手に入りにくい日本の食べ物を持参すれば、留学生活も豊かになります。ホームシックに悩まされずに、充実した留学生活を送れるでしょう。
ふりかけや海苔
留学時にふりかけや海苔を持参すると便利です。忙しくても面倒でも、ご飯にふりかけるだけで簡単に日本の味を再現できます。海苔も、おにぎりや寿司などの日本食には欠かせないアイテムです。持ち運びやすく保存性も高いため、外出時の食事にも活用可能です。
ふりかけは種類も豊富で、お弁当の味付けにも活躍します。隠し味としてさまざまな料理に加えると、日本特有の風味が楽しめます。海苔はミネラルやビタミン、食物繊維が豊富で、一般的に不足しがちな栄養素の補給にも最適です。留学先の食材と組み合わせると、メニューに多様性と彩りを加えられます。
日本の味が恋しくなったとき、ふりかけや海苔はホームシック対策にも大いに役立ちます。
インスタントの汁物
留学中にインスタント味噌汁やスープがあれば、簡単に日本の味を再現できて便利です。持ち運びが簡単で場所を取らず、お湯を注げばすぐに日本の味を楽しめます。長期保存可能で、非常食としても有用です。
日本のインスタントの汁物は具材や味のバリエーションが豊富で、栄養バランスを考慮した商品も多数あります。健康的な食生活を維持するためのサポート役としても効果的です。温かい食事は心身ともに温めてくれます。手軽で便利なインスタントの汁物は、留学時の必需品と言えます。
インスタントの麺類
日本でも人気のインスタントラーメンやうどんは、留学時にもおすすめです。お湯さえあれば簡単に調理できるため、忙しいときや簡単に食事を済ませたいときに便利です。
インスタントラーメンには多様なフレーバーがあり、好みに合わせて選べます。日本の麺類が恋しくなったときでも、そのままの味を再現可能です。インスタントうどんやそばは茹でて簡単なトッピングを追加するだけで、本格的な味わいを楽しめます。
インスタントの麺類はコンパクトで賞味期限が長く、ストックしておけばいつでも利用できます。留学中の食生活の支えになるでしょう。
日本の漬物や佃煮
日本の食卓を彩る定番の副菜として、漬物や佃煮があります。塩気のある漬物や甘辛いタレで煮た佃煮は、ご飯のお供として最適です。長期保存可能で、留学中でも日本の味を手軽に楽しめます。
梅干しやたくあんは日本特有の食べ物で、留学中に日本食が恋しくなったときには大変重宝します。佃煮は瓶詰めやパックされたものが多く、持ち運びにも便利です。健康のために、添加物などを使用していない安全性の高い商品を選びましょう。
レトルト食品
カレーやパスタソースなどのレトルト食品があれば、さまざまなバリエーションで食事を楽しめて、留学先でも重宝します。個別包装で長期間保存できるため、緊急時のストック食材としても便利です。レトルト食品はパッケージごと湯煎で温められますし、そのままでも食べられます。
忙しいときや十分な調理器具がない場合でも、栄養バランスのとれた温かい食事を、手軽に摂取できる点が大きな魅力です。
調味料
日本ならではの調味料は、慣れ親しんだ日本料理の味を再現するために欠かせません。現地の食材しか手に入らなくても、日本の味を再現できます。以下の調味料を持参すると便利です。
- 醤油
- 味噌
- 料理用酒
- 酢
- 七味唐辛子
- ゆずこしょう
- 出汁の素
砂糖や塩は留学先でも入手可能ですが、日本固有の味わいを求める方は国産品を準備しましょう。日本特有の調味料は、スーパーマーケットでは手に入らない可能性があります。アジアンマーケットや日本食専門店を探す手間がかかるため、持参すると効率的です。
日本食の再現では、調味料が重要な役割を果たします。留学先でも日本の味を再現して、食生活をより充実させましょう。
お菓子類
日本のお菓子類はバラエティ豊かで、留学中に日本の味を楽しむためにも最適です。留学中の癒やしとしても有効です。以下に挙げる、さまざまなお菓子を用意して楽しみましょう。
- 和菓子
- だんごや餅、たい焼き、あんこを使った菓子など
- スナック菓子
- ポッキーやプリッツなど
- 米菓
- せんべいやかりんとう、あられなど
- チョコレート
- 明治アポロ、キットカットなど
- キャンディー
- ハイチュウ、ピュレグミなど
- 北海道限定のお菓子
- 白い恋人、ロイズのチョコレートなど
- 地域限定の銘菓
- 東京ばな奈、京都の八ツ橋など
日本のお菓子は海外でも人気があり、現地の友人へのギフトにもおすすめです。
留学先で手に入りにくい日本の食べ物
日本独特の食べ物は、留学先では手に入りにくい場合があります。以下の食べ物は現地での調達が困難です。事前に用意しましょう。
- 出汁・本みりん
- 乾物
- 餅
出汁・本みりん
出汁と本みりんは、日本料理の風味を左右する重要な食材ですが、留学先では手に入りにくいです。購入できたとしても高額です。昆布やかつお節、椎茸を用いた出汁は、料理に深い味わいを与えます。本みりんは、甘みと旨味を加え、和食のコクや深みを出す調味料です。
留学中に自炊をして日本食を楽しみたい方は、出汁と本みりんを持参しましょう。
乾物
昆布やかつおぶし、干し椎茸などの乾物は、日本料理で重要な役割を果たします。昆布や干し椎茸は、出汁を取るほか煮付けにしてもおいしく、ミネラルや食物繊維などの栄養素を補給できます。かつおぶしも出汁以外に、さまざまな食べ物のトッピングとしても活用可能です。
乾物は軽量で持ち運びしやすく長期保存が可能で、留学先に持参する食材として最適です。留学先でも乾物を上手に取り入れると、簡単に日本の伝統的な味を再現できます。
餅
餅は日本の伝統的な食べ物であり、正月には欠かせません。お雑煮やきな粉餅、醤油餅などでさまざまな食べ方が楽しめます。しかし海外では手に入りにくく、見つけたとしても品質の劣化が見られるケースも。冷凍保存も可能ですが、味や食感が変わってしまう場合もあります。
留学先で日本のおいしい餅を再現するのは難しいため、持参すると良いです。
留学先で日本の食べ物が恋しくなったときの対処法
留学先で日本の食べ物が恋しくなったときは、以下の方法で対処できます。
- アジアンマーケットなどを活用する
- オンラインショッピングを利用する
- 日本の食材で自炊する
アジアンマーケットなどを活用する
留学先によっては、日本食レストランやアジアンマーケットがあります。慣れ親しんだ日本の味を楽しむために最適です。
日本食レストランでは、現地で人気のあるメニューから本格的な日本の伝統料理まで幅広く楽しめます。ランチメニューや定食は価格も手頃で、お得にいろいろな料理を選べます。ハッピーアワーやセールなどを利用すれば、コストを抑えておいしい日本食を楽しめるでしょう。
一方、アジアンマーケットには、日本の食材が豊富に取り揃えられています。食材を購入すれば、自炊も可能です。家庭のレシピに挑戦したり、レストランのメニューを参考にしたりすると楽しみが広がります。お菓子や飲料など、日本からの輸入品も見つかるので、小腹が空いたときのおやつにも困りません。
日本食レストランやアジアンマーケットを上手に利用すれば、留学中の食文化のギャップを埋められ、食生活の楽しみも広がります。
オンラインショッピングを利用する
オンラインショッピングでも日本食を購入できます。インターネット接続さえできれば、留学中でも世界中から日本の食べ物を注文可能です。日本のスーパーマーケットや専門店が運営するショップから海外在住者向けのサービスまで、さまざまな選択肢があります。
日本のふりかけや海苔、インスタント味噌汁、調味料、日本特有のお菓子などの幅広い商品を取り扱っています。留学中の食生活の力強いサポートになるでしょう。オンラインショッピングのメリットは、地元の店舗にない商品を見つけられる点です。
留学先で手に入らない日本の食材も、オンラインショップであれば簡単に購入可能です。商品の詳細やレビューをチェックしながら必要なものを選べます。留学中の食生活を豊かにし、ホームシックを和らげるためにも、オンラインショッピングを上手に活用しましょう。
日本の食材で自炊する
日本の食材を使った自炊は、ホームシック解消にも役立ちます。食べ慣れた味は気持ちを落ち着かせてくれます。ふりかけや海苔、漬物、佃煮をご飯のお供にしたり、インスタントの味噌汁や麺類で体を温めたりすると効果的です。調味料を上手に活用すれば、現地の食材でも日本の味を再現できます。
温かい料理や日本のお菓子は癒やしになり、ホームシックの解消にも効果的です。留学先でも日本の食材を取り入れて、食生活を充実させましょう。
留学先で日本食を楽しむコツ
留学先で日本食を楽しむために、以下の2つのコツを紹介します。
- 調味料を活用して日本食を再現する
- 日本食イベントや交流会に参加する
調味料を活用して日本食を再現する
留学先で日本食を再現する際は、調味料の選び方と使い方が重要です。日本の調味料は独特な風味を持ち、使用する調味料によって料理の味わいが大きく変わります。基本的な調味料として、醤油やみりん、酒などが挙げられます。
出汁の素を使用すれば、手軽に煮物や汁物に深みを加えられて便利です。味噌や醤油で和風ドレッシングやマリネを楽しむ方法もあります。サラダや野菜、魚介との相性が良く、簡単に日本の味を再現できます。
料理にアクセントを加えたいときは、七味唐辛子やわさびが効果的です。料理に刺激をプラスし、食欲をそそる効果があります。酸味がほしいときは、海外で手に入りにくい米酢の代わりにリンゴ酢を代用してください。
日本食イベントや交流会に参加する
留学中でも日本食を楽しむ方法として、日本食イベントや交流会への参加が挙げられます。世界中の多くの大学や日本文化センターでは、日本食関連のイベントが定期的に開催されているのでチェックしましょう。日本料理の技術を学びつつ、日本食に興味をもつ現地の人々とのつながりを深められます。
料理教室や文化交流イベントを開催する日本食レストランや、日本人経営のカフェもあります。実際の調理方法を学びながら、本格的な日本食をいただくことが可能です。SNSやオンラインコミュニティを活用すると各種イベント情報を手軽に収集できて、参加しやすくなります。
各種イベントでの情報交換も、留学生活を豊かにする重要な要素です。日本食に興味がある留学生などと連携して情報を共有し、互いにサポートし合いましょう。見逃していたイベントや交流会にも参加できます。積極的に参加して交流を重ねると、留学生活がより楽しく充実します。
留学に持っていってはいけない食べ物
日本から留学先に食べ物を持参する場合は、持ち込み禁止の食べ物に注意してください。多くは国や地域の農業や生態系を保護するための法的措置です。以下の2つに該当する食べ物を把握して、何を持参するか選択しましょう。
- 輸入禁止の食品
- 輸入許可が必要な食品
輸入禁止の食品
留学先の国や地域によって、輸入禁止の対象となる食品は異なります。一般的に禁止されているのは以下の食品です。
- 生鮮果物や野菜
- 生肉や加工していない肉製品
- 乳製品
- 卵製品
- 種子や豆類
輸入禁止の食品を持ち込むと税関で没収され、場合によっては罰金を科されるケースもあります。事前に留学先の法律や条例を確認し、違反しないように注意しましょう。
» 事前確認が大切!アメリカに持ち込み禁止のアイテム
輸入許可が必要な食品
留学先に持ち込み可能でも、事前の許可を必要とする食品もあります。持参したい食品が該当しないか、事前に確認しましょう。輸入許可が必要となるのは、以下の食品です。
- 生鮮果実や野菜
- 肉類および加工肉製品
- 乳製品およびチーズ
- 種子や苗木
- 特定の海産物や漁業製品
輸入許可が必要な食品は、国や地域ごとに異なります。留学先の国の規制を確認し、必要な手続きを済ませてください。
まとめ
留学時は「持っていけばよかった」と後悔しないように、日本の食材を持参しましょう。日本の味が恋しくなったときのためにふりかけや海苔、インスタント味噌汁などの持参をおすすめします。簡単に日本ならではの味を再現できれば、食生活の楽しみも増えます。ホームシック解消にも役立つでしょう。
留学先では出汁や本みりんなどの日本特有の食材が手に入りにくく高額なため、持参すると便利で節約にもなります。現地で日本の食べ物が恋しくなったときは、日本食レストランやアジアンマーケット、オンラインショップを利用しましょう。
留学中の健康維持のためには、食生活への配慮も必要です。心の癒やしとしても、日本の食べ物を上手に取り入れて留学先での食事を楽しみましょう。
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