アメリカ留学で準備すべき荷物がわからない方は多いです。アメリカで調達が難しいアイテムもあるので、しっかりと準備しましょう。この記事では、留学前に準備すべき持ち物と、留学先で手に入りにくいアイテムを解説します。荷造りのポイントとスーツケースの選び方についても解説するので、荷物が多くても大丈夫です。
記事を読むことで、アメリカ留学の準備に関する不安がなくなり、効率的な準備が可能です。忘れ物がない快適な留学生活を送れます。
アメリカ留学時の持ち物リスト
アメリカ留学にはしっかりした準備が欠かせません。長期間滞在する場合は、必需品を忘れないために持ち物リストを作成しましょう。持ち物をカテゴリごとに整理すると、必要なアイテムが明確になり準備がはかどります。特に必要な荷物として、以下の10点を解説します。
- 身分証明と重要書類
- 貴重品
- 現金
- クレジットカードとキャッシュカード
- 衣類
- 電子機器と通信ツール
- 日用品と衛生用品
- 学習用品と参考書
- 医薬品類
- 持って行くと便利なアイテム
身分証明と重要書類
アメリカ留学には身分証明書や重要書類の準備は不可欠です。国際的な身分証明の手段はパスポートが最も基本です。留学生活を通じて何度も必要となるので、忘れずに持ち歩きましょう。パスポート以外で必要な重要書類は以下のとおりです。
- 米国ビザ
- 学生証や入学許可証
- 旅行保険証
アメリカで車を運転したいなら、運転免許証や国際運転免許証を用意しましょう。ソーシャルセキュリティーカードを取得予定の方は、申請用紙が必要になります。金融関連で手続きをする予定があれば、銀行口座の情報やクレジットカードの契約書が必要です。アルバイトやインターンシップを探すなら以下の書類が必要です。
- 経歴書
- 履歴書
- 成績証明書や推薦状
- 緊急時の連絡先一覧
アメリカでの住居がすでに決まっている場合、ネットがうまくつながらない時に備えて賃貸契約書や住宅関連の書類も用意しておくとより安心です。
» アメリカでの運転に挑戦!国際免許証の手続きと注意点を解説
貴重品
留学生活で最も注意を払いたいのが貴重品です。なくしたり盗まれたりすると、留学生活に大きな影響が出ます。特になくさないようにしたい貴重品は以下のとおりです。
- パスポート
- ビザ書類
- 緊急時の連絡先情報
- 高価なアクセサリー
- スマートフォンなど
貴重品は身につけるか、常に手の届くところに保管しましょう。
現金
アメリカ到着直後に少額のアメリカドルを準備しておくと、交通費や食事代の支払いで便利です。大金を持ち歩くのはリスクが高いので注意しましょう。大金は安全な場所に保管するか、銀行口座への預け入れがおすすめです。ただし、アメリカの銀行での現金引き出しにかかる手数料やレートに注意が必要です。
アメリカではチップが文化として根付いてます。アメリカの硬貨や紙幣の種類を覚えると、チップの支払いが楽になります。レストランやタクシー利用時には適切なチップを渡せるよう、小銭を用意しておきましょう。準備しておくことで、アメリカ留学中の現金管理がスムーズになり、快適な滞在ができます。
クレジットカードとキャッシュカード
アメリカ留学中の支払いはクレジットカードとキャッシュカードがおすすめです。海外キャッシング機能がついたカードであれば、アメリカでの生活費の支払いや緊急時の資金確保に役立ちます。アメリカでも問題なく使えるように、事前にカードの準備をしておきます。具体的には以下のとおりです。
- 国際ブランド(VISAかMasterCardがおすすめ)のクレジットカードを準備する
- クレジットカードの利用限度額を増やす
紛失や盗難に備えて緊急連絡先を控えておくのが重要です。銀行とクレジットカード会社には、留学で海外に滞在する事実と留学期間を知らせましょう。2枚のクレジットカードを持参し分散保管することで、万一の事態にも対応できます。
衣類
留学先での生活に合わせた衣類を用意しましょう。アメリカは広いので、それぞれの地域や都市の気候は千差万別です。留学先の気候を調べておくことが大切です。学校にドレスコードがある場合は、ビジネスカジュアルな衣類が必要になります。フォーマルなイベントへの参加のために、スーツやドレスも持参しましょう。
下着やパジャマは日常生活に欠かせませんし、水着やビーチウェアの準備も必要です。スニーカーからフォーマルな靴まで忘れずに持参しましょう。アクセサリー類はファッションと機能性を兼ね備えたものがおすすめです。他の日常生活を快適にするアイテムは以下のとおりです。
- ベルトや帽子
- 手袋やスカーフ
- 雨具や傘、サングラス
- 旅行用の折りたたみ式エコバッグ
電子機器と通信ツール
アメリカ留学中は、電子機器と通信ツールを勉強や日常生活のコミュニケーションに役立てましょう。スマートフォンは連絡手段の基本であり、地図や翻訳アプリを駆使すると留学生活の手助けとなります。ノートパソコンはレポート作成やリサーチに欠かせません。
通信面では今や大抵の国では携帯電話(スマートフォン)のSIMでの国際ローミングが可能です。特に先進国では公共のWi-Fiも発達しており、ポータブルWi-Fiルーターを契約する必要はほとんどありません。
インターネット接続が常にできることで、情報収集や緊急時の連絡に活用できます。データ保存のためのUSBメモリや外付けハードドライブ、SDカードも役立ちます。電子機器を保護するケースやカバーも必要です。
ヘッドフォンやイヤフォンも欠かせないアイテムです。モバイルバッテリーや世界対応プラグアダプターも必ず持参しましょう。外出時も電源の心配をせず、勉強に集中できる環境を作れます。
日用品と衛生用品
日用品と衛生用品は、快適な留学生活に不可欠なアイテムです。身だしなみや衛生管理に必要な品々を、リストにして確認します。体を清潔に保つには以下のアイテムが必要です。
- シャンプー
- 歯ブラシや歯磨き粉
- コンディショナー
- ボディソープ
- 石鹸
- デオドラント
- ネイルクリッパー
- スキンケア用品
タオルを数枚準備すると入浴後が楽になります。男性は髭剃りとシェービングクリーム、女性はサニタリー用品とメイクアップ用品を準備しましょう。綿棒やティッシュペーパー、洗濯洗剤があると安心です。
学習用品と参考書
学習用品と参考書は、アメリカ留学中の勉強をサポートする重要なアイテムです。効果的な学習環境を整えるためには、適切な道具を準備することが重要になります。基本的な学習用品にはノートや筆記用具があり、メモ取りや課題の記入に欠かせません。蛍光ペンや付箋は、重要なポイントを明確にするために活用できます。
授業に必要な教科書や参考書は、指定されたものを事前に準備しましょう。英語辞書は言葉の意味を正確に理解するために欠かせません。授業で学んだ内容を家で復習したり、次の授業に向けて予習をする際には、教科書や参考書が役立ちます。経済学や工学部など専門分野を学ぶ際には専門の道具も必要です。
講義ノートや資料を整理するフォルダー、バインダーが必要です。印刷用紙を準備しておくとレポート提出時に使えます。データ保存には(特に大事なデータの場合)USBフラッシュドライブとクラウド保存の併用がおすすめです。電子書籍リーダーやタブレットを使ってデジタル教材を読む学生も増えています。適切な学習用品と参考書を準備しましょう。
医薬品類
留学先でも健康を保つため、医薬品類の準備が重要です。海外では医薬品が日本と異なることが多く、言葉の壁もあるため、自分に合った医薬品を事前に準備すると安心できます。準備する医薬品は以下のとおりです。
- アレルギー対策薬
- 頭痛薬
- 解熱鎮痛剤
- 胃腸薬
- 下痢止めの薬
- サプリメント
視力矯正が必要な場合は予備の眼鏡やコンタクトレンズ、洗浄液も忘れずに準備しましょう。日焼け止めや虫除けスプレーもおすすめです。けがに使う絆創膏や消毒液は必須アイテムです。適切な準備をして、留学中も健康に過ごしてください。
持っていくと便利なアイテム
便利なアイテムは、長期間の留学生活で困った時に助けてくれ、日常生活を快適にしてくれます。異なる電圧の国では、日本から持参した電子機器を使うために変圧器が必要な場合があります。異なるプラグ形状の国が多いため、プラグアダプタも重宝します。
日本よりもペットボトルの飲料水は高い国がほとんどですので水分補給のために携帯用水筒があると便利で節約になります。現地の地図がわからない時は、地図アプリが入ったスマートフォンやタブレットがあれば迷いません。万能ナイフやマルチツールは、緊急時の修理や食事の時にも使えるためおすすめです。
エコバッグやトートバッグがあれば買い物で役立ちます。旅の思い出を記録するために日記帳やスケッチブックを持参するのもおすすめです。小型の懐中電灯やヘッドランプがあれば、夜間や暗い場所でも安心です。寒冷地域へ行く場合は防寒具を持って行きましょう。以下のアイテムがあれば、留学生活がより一層充実します。
- 移動で使う旅行用クッションやネックピロー
- 趣味の品
アメリカ留学先で購入可能・不可能なもの
アメリカ留学は持ち物選びが重要です。アメリカで簡単に手に入るアイテムと、手に入りにくいアイテムをご紹介するので参考にしてください。
アメリカで購入可能なアイテム
アメリカではさまざまなアイテムを簡単に購入できるため、留学生活に必要な物品を現地で調達できます。店舗やオンラインショップでは、幅広いカテゴリの商品がそろっており、生活に必要なほとんどのものが手に入ります。アメリカで購入可能なアイテムは以下のとおりです。
- 衣類(Tシャツやジーンズ、ジャケット)
- 靴(スニーカー、ドレスシューズ)
- 日用品(シャンプーやボディソープ、洗剤)
- 寝具(シーツや枕、掛け布団)
- 料理用品(鍋や食器、カトラリー)
- 学習用品(ノートや筆記用具、参考書)
- 医薬品(一般的な市販薬、ビタミン剤)
- 食品(スナックやインスタント食品、調味料)
- 家具(テーブルや椅子、ラック)
- 交通手段(自転車、自動車)
プリペイドSIMカードや、携帯電話の契約もできます。電子機器はスマートフォンやタブレット、ノートパソコンなど最新のものからお手頃な価格のものまで選べます。スポーツ用のフィットネス機器やアウトドア用品、ビデオゲームや映画、音楽も購入可能です。
アメリカで購入不可能なアイテム
アメリカでは、地域によっては購入が難しいアイテムがあるので事前に準備しましょう。アメリカでは他国の伝統的な食材や調味料はスーパーマーケットには多くはありません。特に田舎に行けば行くほど日本やアジア地域特有のものはアジア食料品店を探さなければ見つからないことが多く、見つかったとしても高価です。
日本製の家電製品や電子機器に関しても、アメリカでは入手困難もしくは高額になってしまうものがあります。家電製品は電圧の違いもあるので、変換アダプターなどが必要です。
日本でしか手に入らないものを愛用している場合は、十分な量を持参するか、入手可能な代替品を探しておくことが必要です。日本でしか手に入らないものをしっかり準備すれば、アメリカでの留学生活が快適になります。特に長期間滞在する場合は、以下のアイテムを日本で準備するのがおすすめです。
- 特定ブランドの化粧品やスキンケア製品
- 地域限定の漫画や書籍
- 日本の伝統的な衣服や履物
- 音楽CDやグッズ
- 限定版の玩具やホビー商品
- 100円ショップの雑貨品
- サランラップなどの台所用の雑貨
- 日本の食器
アメリカ留学時の荷造りのポイント
長期間の滞在になる留学では、適切な荷物の準備が重要です。効率的な荷造りには、持ち物の厳選やパッキングの工夫、重要書類や貴重品の管理などが挙げられます。以下の荷造りのポイントを順番に紹介します。
- スーツケースの選び方とパッキングのコツ
- 機内持ち込み手荷物のポイント
スーツケースの選び方とパッキングのコツ
留学の準備において、スーツケース選びは重要です。適切なスーツケースを選ぶことで、移動がラクになり、荷物の管理もしやすくなります。軽量で丈夫なスーツケースを選べば、長期間の留学でも安心して使用できます。TSAロック付きのスーツケースだと、空港のセキュリティチェックがスムーズです。
移動の多い留学では、四輪タイプのスーツケースがおすすめです。空港や街中での移動がスムーズになります。パッキングでは事前にリストを作成して必要なものを把握することが大切です。忘れ物が減り、効率的な荷造りができます。服はロールアップして収納すると、コンパクトになり、しわになりにくいです。
パッキングキューブを利用すれば、荷物を小分けにして整理でき、出し入れも簡単です。重いものはスーツケースの車輪側に置くと移動時の安定感が増します。液体類はジップロックに入れることで漏れを防げます。
機内持ち込み手荷物のポイント
機内持ち込み手荷物とは、飛行機の客室に持って入れる荷物のことです。パスポートや航空券、現金やクレジットカードなどの貴重品と医薬品などを、機内持ち込み手荷物に入れましょう。耳栓や目隠しなど、快適性を保つアイテムも便利です。各航空会社の手荷物規定で特に注意すべきポイントは以下のとおりです。
- 液体類は100ml以下の容器に入れる
- 液体類の容器は1Lの透明な袋にまとめる
- モバイルバッテリーは機内に持ち込む
- リチウム電池(電子機器)は機内に持ち込む
各航空会社の機内持ち込み手荷物のサイズと、重量制限を事前に確認する必要があります。
» 事前確認が大切!アメリカに持ち込み禁止のアイテム
まとめ
アメリカ留学の際は、事前に持ち物をリストアップして準備しましょう。身分証明書や重要書類は必須です。生活に必要な日用品は、気候や季節、滞在期間に応じて選びましょう。アメリカで簡単に手に入るものと入手が困難なものを事前にチェックすることで、留学生活を快適に過ごせます。
荷造りはスーツケースのスペースを効率よく活用します。機内持ち込み手荷物には最低限の必需品を含めることが重要です。上記のポイントを理解し、適切に準備することで、より充実した留学生活を送れます。